はじめに
福岡地裁は24日に特定危険指定暴力団の工藤會トップの野村悟被告の死刑判決が下った。
日本で唯一特定危険指定暴力団に指定されている、工藤會とはどんな組織なのか。
そして、暴力団員として初の死刑判決。なにをしたのかまとめてみた。
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特定危険指定暴力団とは
今回ニュースになった工藤會が日本で唯一指定されている、特定危険指定暴力団とはなにか。
名前を聞いただけで危ないのがわかるが、意味はなんなのか。
指定暴力団と特定抗争指定暴力団と特定危険指定暴力団の3つに分けられる。3つの違いはなんなのか。
指定暴力団とは
集団的、または常習的に暴力的不法行為を行うことを助長するおそれが特に大きい暴力団組織が指定を受けます。現在指定されているのは全国24団体が指定されている。指定暴力団に属する構成員は一定の行為を行うことを禁止されている。逆に非指定暴力団というのもある。
違いは一般市民に害するかしないかの違いなようだ。おもに的屋業を生業にしている団体が多いみたいだ。
特定抗争指定暴力団とは
対立抗争を繰り返し市民の生命・身体に重大な危害を加えるおそれがある暴力団が指定を受けます。
公安員会が定めた警戒区域内に事務所を新設したり、組員や組関係者が立ち入った場合は即座に逮捕されます。また、組員が抗争相手の事務所や住居周辺に近づいたり、5人以上で集まった場合に逮捕されるという厳しい処置になる。
特定危険指定暴力団とは
市民や一般企業にたいして不当要求行為を繰り返し行う危険がある指定暴力団が指定を受ける。
公安委員会が定めた警戒区域ないで一般企業や一般市民に対して不当な要求などを行った場合即座に逮捕される。現在前途に出てきた五代目工藤會が全国で唯一指定されている。
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野村悟被告は何をしたのか
今回4つの事件で死刑判決を下された工藤會トップの野村悟被告は市民を標的にした数々の事件を起こしている。
1998年北九州元漁協組合長射殺事件に関わっていたとされる
この事件には港湾整備公共事業の利権介入を断られてそれが原因で射殺されたとされている。
2012年暴力団の捜査していた福岡県警元警部を銃撃
この事件は長年暴力団を担当していた警部が狙われた。この事件の前から警察VS暴力団という構図ができており、暴力団幹部も『全面戦争』というワードが出ていた。
2013年自身が通っていたクリニックの女性看護師刺傷事件
事件がおきた理由が施術中に『入れ墨に比べたら痛くないでしょ』という言葉にカチンときたと証言している。そんな理由で女性の頭などを刺す事件が起きてしまう、恐ろしいにも程がある。
2014年漁港組合長の親族の歯科医師刺傷事件
この事件も北九州の港湾工事の利権が絡んでおり、当時の組合長の親族が脅しの為に狙われて事件が起きた。
今記した事件以外にも一般市民を巻き添えにした事件はたくさんある、その中には工藤會とは関係のない女性なども含まれており、危険極まりない集団だと言える。
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工藤會崩壊へ
今回死刑の判決がでたのも数々の検察側が元組員など関係者88人からの証言をとり被告の関与を決定ずけた。野村悟被告はずっと無罪を主張していたが認められなかったのも検察側の長年の成果だとも思う。警察などが更生をバックアップするなどこの事件にかける意気込みが感じ取れる。
その成果もあり証言が取れてその証言が証拠となり死刑という最も重い判決がくだされた。
今回トップだけではなくナンバー2の田上不美夫被告は無期懲役を下された。
まとめ
今回リサーチして工藤會の残虐性、一般市民にも容赦なく傷つけていくという、恐ろしい組織だということがわかった。
今回工藤會みたいな組織がなくなり一般市民が安心して暮らせるようになってもらいたい。
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